三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2011年6月19日放送

街の活性化と交流のために、地域を越えての連動が実現!
点と点の活動が、これからは線の活動へ飛躍します!!

大紀町・紀北町の6つのグループが、地域を越えて協力し合い、花を通しての景観づくりへの取り組みを行っています。


それが、『地域をつなぐ 花の道交流グループ』のみなさん。
メンバーは、『四季の会』『あじさいの道ほほえみ会』『奥伊勢山野草の会』『船三ひまわり会』『長島駅前玉地区活性化委員会』『女性会議きほく』のグループの人たちです。

大紀町の4つのグループと、紀北町の2つのグループ。
6つのグループが地域の垣根を越えて出会ったのは、地域活性化をテーマにした、ある座談会でした。

自分たちが暮らす地域を少しでもゲンキにしたい・・・。
これからも末永く活動を続けていきたい・・・。
そんな同じ思いを持ったメンバーが先進的な取り組みを視察し、学び、話し合ううちに導き出したもの。
それは、地域や組織を越えての連動。
ひとつの地域、グループの活動は小さくても、みんなで力をあわせれば大きな力になる・・・。
そして6つのグループをつなぐ共通項が、『花』だったのです。

この4月に行われたのは、玉地区の紀伊長島の駅前通の景観を良くするための、シバザクラの苗作り。
『四季の会』の拠点である『フラワーガーデンKISEI』に、他のグループのみなさんも集まり、苗植えに使うシバザクラの苗の株分けを行いました。

花の世話のベテランである『四季の会』『ほほえみ会』のみなさんが、慣れない玉地区の男性メンバーに手ほどきしています。
シバザクラは手間があまりかからず繁殖力も強いので、街の景観づくりにはうってつけ。

苗植えの舞台となったのは、紀伊長島の玉地区。
「もっこく通り」と呼ばれるメインストリートです。
ここは玉地区活性化委員会のみなさんが中心となって、街路樹を植えるなどの景観づくり、イルミネーションの点灯など、さまざまな取り組みがなされてきました。
通りの名となっている、「もっこく」の木も、玉地区活性化委員会のみなさんによって植えられたもの。
しかしまだ根元が淋しげということで、今回そのまわりにシバザクラが植えられることになったのです。

地元商店街のみなさんと、6つのグループのみなさんによるシバザクラの苗植え。
大きな石や草を取り除き、堆肥を混ぜ込んで土盛。
そしてひとつずつ丁寧にシバザクラの苗を植えていきます。

地元の人も、他の地域のグループの人もいっしょになり、もっこくの木、50本の根本すべてにシバザクラの苗500株を植えていきます。

そしてシバザクラを植えてから2ヵ月後。
大紀町の『山海の郷 紀勢』では、季節の花植え作業が行われていました。
そこには、玉地区活性化委員会をはじめとする、『地域をつなぐ 花の道交流グループ』のみなさんの姿。
これまでは、それぞれのグループが個別に行なっていた活動が、助け合い、支えあう地域を越えた活動へと進化していました。

商店街を華やかにしたいと考えたグループ。
花の知識を持つグループ。
花を育てることが得意なグループ。
・・・それぞれが協力し、一緒に育て、植える・・・。
地域やグループを越え、地域を美しく元気に、そして、花で地域をつないでいく・・・。
ゲンキさんがはじめた取り組みはゆっくりと、しかし力強く動き始めています!

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